人妻たちの饗宴 The Old Crow Bar (3)
無料連載の官能小説です。郊外のバーを舞台に、マスター裕次と、さまざまな人妻たちの関係を描きます。
次回更新は11/10です!
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『人妻たちの饗宴―The Old Crow Bar』 (3) 沢見独去
1 沙織 (承前)
「ああんっ。そんなに開かないでえ」
その動きがみずからの秘裂に伝わるのだろう、彼女は目を閉じ、上を向いて甘い声を出した。
尻の上部から、ショーツの中へ両手を滑りこませる。そのまま手を下にずらしていくと、フレアスカートの下の膝のあいだに、ピンクの小さな下着があらわれた。手を離すと、足首のところまで落ちた。
沙織がもどかしげにハイヒールを履いた足を動かし、それを脱ぐ。
乳首をしつこく吸う裕次の頭を両手で強く抱きしめる。
「ああんっ……もう……きてっ」
裕次はあせらない。腰を強く抱きよせながら、乳首を堪能したあと、そこを離れて唇を鎖骨のあたりまで、ゆっくりと白い肌をついばみながら進んでいく。そのまま首筋をたどる。
店に来ていたときから漂っていたコロンの甘い香りが強くする。
「ああああっ……くすぐったいっ……あんっ」
細い首を舌の先で舐め取るように往復させる。
沙織は形のいい眉を寄せて、甘いあえぎ声を上げる。
のどの部分を強く口で吸い、舌を突き出してそこから上へ舐め上げていく。ゆっくりとあごを通り、その舌は沙織の口へ。
彼女は大きく舌を出して、裕次を待ち受けた。
舌が絡む。
裕次は彼女の舌全体を舐め取るように、舌を使った。ぬめぬめとした舌の感触に、息が自然に荒くなる。
口づけをしながら、パンツのベルトを外し、足首まで降ろす。急角度で上を向いた硬いペニスが、あらわれた。
「ああああっ、マスターっ……入れてえっ」
フレアスカートを腹までたくし上げると、黒々とした三角地帯が見える。
沙織の左足の膝裏を持って、足を上げさせると、そこへと腰を低くして肉棒を持っていく。
彼女の秘裂はもう準備万端だ。ぬるりと裕次のものは、彼女の蜜壺へと吸いこまれるように挿入された。
中は熱く、肉襞が裕次の竿に絡みつくように、締めつけてくる。
「あああああっ」
彼女が立ったまま正面から貫かれながら、悦びに満ちた声を上げる。
裕次はゆっくりと、腰を大きく使って、その肉棒を出し入れしていく。
「あっ、やんっ、あっ、あっ……ああぁぁっ」
沙織の両手は、彼の肩をつかんでいる。左手の指に銀の結婚指輪が光る。
大きくウェーブのかかった黒髪が、顔へとかかる。
裕次の腰の動きに押されてふらついた体が、後ろへと下がり、沙織の尻が洗面シンクの備えつけられた木製の板にあたる。
そのまま裕次は思いっきり硬くたぎった肉棒を彼女の下から突き上げてやった。
「あああっ……だめっ……深いっ……あああああっ……あたるうっ」
「ほら。鏡見てみろよ。沙織のいやらしい姿が映ってるぜ」
手で顔を後ろにひねらせて、シンクの上の大きな鏡を見せてやった。ダウンライトに照らされて、大きく腰をくねらせる沙織の後ろ姿があった。
「いやあん……恥ずかしいっ……でも、感じるっ……ああああぁぁっ」
「店のトイレで、服を着たまま突かれて、そんなに感じてるのか……」
「いやあ、言わないでえ……あんっ……あああっ……あんっ」
(つづく)
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