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人妻たちの饗宴 The Old Crow Bar (4)

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無料連載の官能小説です。郊外のバーを舞台に、マスター裕次と、さまざまな人妻たちの関係を描きます。今回で「第1章 沙織」が終わりました。

次回からは第2章、11/20にアップします!!

下の続きを読むからご覧ください。


人妻たちの饗宴―The Old Crow Bar』 (4) 沢見独去



1 沙織 (承前)

 彼女の体を軽く持ち上げて、シンクの横のスペースへと座らせる。

 むりやりずり下げたキャミソールとブラジャーに、胸のふくらみの半球が押しつぶされたようになっている。そこから、二つの乳首がぎりぎりはみ出している。

 激しく腰を使いながら、裕次は再びそこへしゃぶりつく。

 沙織が背中を弓なりに反らして、天井を向いてあえぎ声を上げる。

「ああああっ……いやんっ……感じちゃうっ……あああああんっ」

 座ったかたちになったので、オフホワイトのフレアスカートから伸びた白い足が、両方とも床から離れ、男の腰の突きこみにあわせて、ぶらぶら揺れている。足には、まだサーモンピンクのハイヒールを履いたままだ。大きな足の動きに、かかとの部分が外れ、支えているのはつま先だけになっている。その足をみずからに引き寄せるように膝を曲げ、裕次の腰をつよく締めつける。

 三十一歳の人妻は、バーのトイレで夫以外のペニスに突きこまれながら、二度目の絶頂に向かって、ひたすら昇っていく。

 眉間にしわができるほど強く形のいい眉を八の字に寄せ、固く男の体を抱いて、自分から口づけを求めた。

「はんんんっ……んっ……んっ……あんんっ」

 裕次ももう、その蠢きながらペニスを締めこむ肉襞の感触に、がまんができない。

 さらに激しく腰を使いながら、奥へ奥へと送りこんでいく。

「だめえ、そんなに激しくしたらっ……あああああぁぁ……イッちゃうっん……だめっ……ああああああ!」

「おれももう出る!」

「だめっ……今日は中はだめっ」

 最後のピストンを渾身の力で送りこむと、沙織は体全体を大きくくねらせて、絶頂に達した。

「ああああっ、すごいっ、イクっ……イクーーーーっ……ああぁぁ」

 射精寸前の陰茎を彼女のヴァギナから引き抜く。

 みずからの右手で、竿の根元を持って、彼女の白く肉感的な太ももへと、精を放った。

 ねばねばした白い男の液が、彼女のつややかな太ももを汚していく。

「ああっ、私の太ももに……マスターのがっ……いっぱい出てるう」

「……ふう」

 力の脱けた二人は、再び抱き合い、深く口づけをする。

 腰までずれ上がってしまったフレアスカートから丸見えの形のいい太ももを、男の精液でぬらぬらと妖しく光らせながら、彼女は満足そうなため息をつく。



 それからすぐに沙織はダンナが帰ってくると言って、店を出て行った。

 彼女の香水の残り香だけが、いつもまでも客のいない店に漂っていた。

 長い間、他の客は来なかった。

 十一時ごろになって、都心から家への寄り道なのだろう、二十代のサラリーマンが一人で入ってきて、ウィスキーソーダを注文した。

 その彼と入れ替わるように、若い女性二人組もやってきた。何度か見かけた顔だ。

 それぞれもうかなりできあがっていて、顔が真っ赤だ。カウンターの上で上半身もぐらぐらしている。

 二人はそれぞれカシスソーダとミモザを注文した。

 ミモザのほうは二十代半ばくらいのかわいいタイプで、栗色のショートカットの下の童顔に、よく動く大きな瞳をしていた。

 実は裕次は彼女とは、二週間ほど前、一度いい雰囲気になったことがあった。

 その時は四人の女性たちでテーブル席に座っていた。全員よく飲み、楽しそうにしゃべっていた。

 裕次は店をそんなに気取ったところにするつもりはない。他の客の迷惑にならなければ、楽しく騒いでもらえばいい。

 ショートカットの彼女は、友人たちが帰ったあとも一人でカウンターに移って飲んでいた。その時はキールを飲んでいた。言われるままに一杯おごってもらい、世間話をした。

 彼女もまた、人妻だった。友人たちのトップを切って結婚したのはいいが、思いっきり遊べないのがちょっとつまらない。そんな愚痴を彼女は言った。

 やはり左手の薬指に、さきほどの沙織と同じような結婚指輪をはめていた。

 そのときは一人で何杯かのキールを空け、十二時前に席を立った。

 ドアのところで足をふらつかせ、転びそうになったのを、見送ろうとカウンターを出てきた裕次が後ろから支えた。ついでにそのまま抱きしめてみた。

 彼女は「あっ」と言ったっきり、体を固くした。

 そのままなにか躊躇していたが、
「だめです……」
とつぶやいて、そのまま店を出て行った。

 しかしこうやってまた店に来てくれたのだ。まだチャンスがあるかもしれない。

 カウンター越しに彼女と目があうと、酔眼をやわらげて微笑んでくれた。

 しかし、ひとり残ってくれるのではないかという裕次の期待は外れ、その日は友人とともに、千鳥足で帰って行った。

(第1章おわり つづく)

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プロフィール

Author:沢見独去

      
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