人妻たちの饗宴 The Old Crow Bar (15)
無料連載の官能小説です。郊外のバーを舞台に、マスター裕次と、さまざまな人妻たちの関係を描きます。今回から新たな章に入ります!
次回は1/15に公開します!
下の続きを読むからご覧ください。
『人妻たちの饗宴―The Old Crow Bar』 (15) 沢見独去
第4章 沙織・二 (承前)
沙織は腰を突き出し、上半身をシステムキッチンに覆いかぶせるようにしながら、じりじりとシンクのほうに移動していく。
裕次もそれについて横移動し、彼女の胸と割れ目をなぶる指をとめない。
なんとか沙織がシンクにたどりつき、男の手で快楽を送られながら、手を洗った。
そのまま強引に裕次の手を振りほどいて、くるりと彼のほうを向く。まだ濡れたままの両手で裕次の顔を挟み、そのまま唇をあわせた。
やわらかで甘美な彼女の唇が押しつけられ、裕次の上下の唇をついばむ。すぐにそこが開いて舌が出てきて、ぬるりと裕次の口の中に入ってくる。彼の口の中で舌が絡みあう。
沙織が彼の顔の両側にあてた手を離し、両手でぶらさがるように首に抱きつく。
さらに強く二人は唇をあわせ、今度は裕次が彼女の口の中へ舌を突き入れる。
激しいディープキスを交わしながら、裕次は横へ移動し、手を伸ばして、もう沸き返っている寸胴鍋の火を緩める。
唇を離すと一筋の唾液の糸が、二人のあいだにかかる。
沙織がすねたように睨む。
「もう、感じちゃって、お料理できないじゃない……」
「まあ、おれもいちおうプロだからさ、パスタを茹で始めたら、もうじゃまできないってわかってるさ。でもその前に、先に沙織をいただきたいよ」
彼女の肩を持って再びくるりとキッチンのほうへむきなおさせる。
「あんっ」
タンガ・ショーツを両手で太ももまでずらすと、それは足首のところまで自然に落ちる。裕次もパンツと下着を一気に下ろし、猛った肉棒を尻の谷間にはさみこむと、沙織は甘い声を出した。
「いやーん」
背後からぴったりと体をくっつけ、彼女の耳元にささやく。
「今夜は、たっぷりと沙織をかわいがってあげるから……」
後ろからゆっくりと、彼女の膣穴に挿入していく。
彼女はキッチンに両手をついて背中を反らし、尻を突き出して男のものを受け入れた。
「はあああああん……おちんちんが、入ってくるっ……はああっ」
水色のエプロンをつけたまま、いつも家事をしているキッチンで、人妻はバックから夫以外のものに貫かれて、よがり声を響かせる。
「ああんっ……こ、こんなの、だめえ……感じちゃう……あはああああぁぁぁっ」
両手で腰をしっかり持って、裕次はゆっくりと彼女の婬穴を出し入れする。そこはいつもに増してどろどろに濡れ、きつくペニスを締めつけてくる。
「すごいよ、沙織。いつもはダンナさんにご飯を作ってあげてる場所で、他の男にされて、興奮してるのかい?」
「やあああっ……すごい、興奮するのっ……わたし、いけないことしてるっ……こんなところで……されてるうっ……あ、あ、あ、あああぁぁはんっ」
ゆっくりと一番奥まで突きこむと、沙織の眉がよせられ、尻が大きく震える。そのままゆっくり抜いていくと、裕次の亀頭を逃さないかのように、襞が絡みついてくる。
「あああっ、奥まであたるっ……もっと、もっと激しくしてえっ……」
「うううっ……沙織の中、気持ちいいよ……」
腰のピストン運動をだんだんと速くしていく。
栗色のポニーテールが、動きにあわせて激しく左右に振れている。
突然ペースを変えて、奥に突きこんだまま、ぐるぐると腰を回転させるように子宮口を刺激してやる。
「あん、あんっ……あああぁぁ、大きいっ……奥がすごいのっ……はああああんっ」
またつい裕次は、そのことを口に出してしまう。
「……ダンナのより、いいのか?」
「あーん。そんなこと、言わせないでえ……あはあんっ……だめっ……あんっ」
もう沙織の中からはぬるりとした粘性たっぷりの婬蜜が溢れ出てきて、内ももを流れ落ちている。その愛液を掻き出すように、激しく肉棒を突き入れ、一気に抜ける寸前まで腰を引く。
がくがくと膝が震え、力が脱けて折れ曲がりそうになるのを、必死でがまんしながら、沙織はエプロンにつつまれた上半身を海老ぞりにして、悦楽の境地へと舞い上がっていく。
ぱんぱんぱんぱんと、その桃尻がリズミカルな音を立てる。
「あっ。あっ。あっ。ああああぁぁっん……やああんっ……もう……はんっ……だめえ……もうイキそうっ……一緒に、一緒に来て!」
裕次は渾身の力でラストスパートの突き入れをする。
射精の予感が腰全体をしびれさせ、快感が全身をつきぬけようとする。
精子が肉棒をせり上がってくるのを、裕次は感じた。
「ううっ。おれも出そうだっ。沙織、一緒にイクぞっ!」
「あはああああんっ……来てええええっ……今日は大丈夫だから、中へいっぱい出してええっ……あ、あ、あ、あ、わたしもイッちゃう……だめっ……イクう!」
沙織が背中をさらに弓なりに反らして達するのと同時に、裕次の頭の中も真っ白になり、竿の先から精子がほとばしる。
「おおっ……出たっ……」
「ああああ、来てるっ……中に、いっぱい出てるっ」
たっぷりと沙織の中に精液をぶちまけると、それを全部吸い取ろうとするかのように、ぐねぐねと膣壁が蠢き、裕次のペニス全体を締めつける。
ぬるりとその魅力的な場所から肉棒を抜くと、体全体をくねらせて沙織は悶えた。
「あーん。すごく感じちゃった……もう、マスターのせいよ」
「おれもキッチンで奥さんと後ろから繋がって、すごい興奮したよ……」
微笑みながら、彼女は軽く男を睨む。
「ばか」
さすがにもうじゃまはしなかった。
しかし、脱いだパンツと下着を取り上げてしまって、そのまま続けるようにお願いされた彼女は、美尻をエプロンの蝶々結びの下にさらけ出しながら、料理を続けた。
「もう。なんでこんな格好させるの。マスターのすけべ」
「この景色は男のロマンさ」
「なに言ってるの」
イタリアの赤ワインを手に、背後に立ってじっとその蠱惑的な景色を眺めている裕次を、まだ興奮に濡れた目で、沙織はかわいく睨みつけた。
「気が散るから、あっちへ行っててよ」
「こんな魅力的なものを、見逃すわけがないさ。ずっと見ていたい」
「……もう」
沙織が動くたびに、そのやわらかそうで張りのある尻が揺れ、その奥のピンクの襞がちらりと見える。
膣内に射精したあと、こぼれてきたものを拭ったはずなのに、じっと男に観察されて、また奥から内ももに、次から次へと透明の汁が垂れてきている。
裕次はそこへ指を突き入れたくて、その衝動をがまんするのに必死だ。
「マスターお肉の焼き加減はどう?」
「レアで」
手早くステーキに火を通すと、肉の焼けるいい匂いが漂ってくる。焼き上がった肉を皿に置くと、残った肉汁で、付け合わせの野菜を炒め、ソースを作った。そのまま肉も戻し、余熱で温める。
沸騰している鍋に細めのスパゲッティを入れ、茹でているあいだに、もうひとつのフライパンでオリーブオイルとニンニクに火を通す。
「シンプルなアーリオ・オリオ。マスター好きだって言ってたでしょ。ついでに海老のアヒージョも作るわね」
裕次には、食欲をそそるニンニクとオリーブオイルの香りをかいで、なぜか性欲も増したような気がした。ぷりぷりと動く白い尻肉を見ていたら、またペニスが大きくなるのだった。
さすが専業主婦の手際のよさで、次々と料理が仕上がっていく。
「そんなところで油を売ってるんなら、手伝ってよね」
裕次は彼女の命令にしたがって、テーブルに料理を並べた。真ん中に置かれていた大きなキャンドルに火をともす。
彼女は最後にフランスパンをカットして、シャンパングラスとともにみずからテーブルに運んできた。
照明を落とし、二人は向かいあって席に座る。
下半身裸のままでいてくれとお願いしたのだが、さすがにそれは聞き入れてもらえなかった。エプロンを外して、どこかから持ってきた膝上丈のピンクのフレアスカートをちゃっかりはいている。
沙織が買っておいてくれた、スパークリングワインを開けて、グラスにそそぐ。
黄金色の液体から細かい泡がくるくると沸き上がって、細長いグラスの中で踊る。
グラスをあわせて乾杯する。
キャンドルの明かりに照らされた沙織は、ダイニングテーブルの向こうで照れたように笑った。
「うふふ。なんか照れちゃうわね。いつものウチと違うみたい」
裕次は改めて頭を下げる。
「今日はお招きいただき、ありがとう。沙織の手料理を振る舞ってもらえるなんて、ほんとうにうれしいよ」
「そんなたいしたものじゃないけど、どうぞ召し上がれ」
「いただきます」
すべての料理が旨かった。
早々にスパークリングワインをあけた二人は、赤ワインに移行した。
酔いのためか、色っぽく顔を赤らめて、沙織は饒舌にしゃべった。
二人だけのディナータイムは、ゆったりと時間が過ぎていった。
(つづく)
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