『人妻たちの饗宴』はバーが舞台なのと、作者のボクが酒好きなので、いろいろな酒が出てきます。
ここでは作中に出てきた酒を解説してみたいと思います。
といってもボクは普段バーでは、バーボンのロックかジンくらいしか飲みませんで、カクテルなどは飲んだことがないのが多いです。そんなことで解説にはなりませんね(笑)。まあ与太話程度に聞いておいてくださいまし。間違いや追加のウンチクがあれば、コメント欄にお書きください。
オールド・クロウ
バーボン・ウィスキーのひとつ。けっこうあっさりした味なのでバーボン苦手な人にもおすすめです。今、調べてみて初めて知ったんですが、実は、
バーボンウイスキーの一つ。松田優作が愛飲した事で知られている。
かつてはジム・ビーム Jim Beam とバーボンウイスキー売上一位の座を競い合ったが、バーボンの売上低迷とともに経営不振に陥り、1987年にジム・ビームに買収された。ジム・ビームは取得と同時に Old Crow の蒸留所を閉鎖しており、現在売られているOLD CROWは、ジム・ビーム社のクラーモント、ボストン両蒸留所の原酒からつくられており、基本的にはジム・ビームのホワイトラベルと同一のものである。
(引用元:はてなキーワード)
とのこと。知らなかった(笑)。裕次の店名にしたのは、単にゴロがよかったからです(笑)。
上の白黒写真は古いOLD CROW。コクがあっておいしゅうございました。
ギムレット
レイモンド・チャンドラー『長い別れ』の中に出てくる台詞、「ギムレットには早すぎる」で有名ですな。こんなこと言ってみたいねえ。ちなみに早いのは若すぎるからではなく、時間が早いってことです。昼間っから飲んでる酒飲みにはきついお言葉。
ジン3/4・ライムジュース1/4 をシェイクするのが標準的なレシピ。
ライムジュースが甘ければ女性向けになるけど、基本的にはジンの味が強く出ています。個人的にはライムジュースをごく少量にして、すかっと飲みたいね。
カシス・ソーダ
カシスから作ったリキュールの炭酸割。酸味があってフルーティで飲みやすいですね。
カシスとは日本語でクロスグリ(黒酸塊)のことだそうです。勉強になるなあ。
ミモザ
シャンパン(またはスパークリング・ワイン)をオレンジジュースで割ったもの。名前と色がおしゃれですね。アルコール度数も低いし、やっぱり女性向けでしょうか。
実は一度も呑んだことがありません。今度註文してみます。マスターびっくりするだろうけど(笑。
キール
白ワインにカシスリキュールを少量加えたカクテル。甘くまろやかになります。白ワインはよく冷えてないとおいしくないです。
白をスパークリング・ワインに変えればキール・ロワイヤルになります。
ワインはそのままのほうが好みなので、今まであまり呑んだことがないですね。