『あこがれの姉』(3)/寝取られ男のブルース5
寝取られ男のブルース第五話『あこがれの姉』、第3回です。
次回は28日(日)にアップします!!
寝取られ男のブルース第五話
「あこがれの姉」(3) 沢見独去
嫉妬と怒りと、そしてとてつもない喪失感。ふらふらと僕は公園の土の上に、座りこんでしまう。じめじめとした感触が、パンツ越しに伝わってくる。
黒い下着の股布をずらして、松尾が直接、姉の秘所を指で探る。それから彼はその手を目の前に持ってきて、まじまじと見つめた。人差し指と親指をくっつけたり離したりして、指先についたものを姉に見せびらかす。
「ほら。やっぱり、濡れてるじゃん」
姉の顔が狼狽する。
「や、やめて……」
男はふんと、鼻を鳴らして嗤った。
「おら。パンツ脱いで、跨がれよ、明菜」
「……あああ。そんなっ」
羞恥に顔を赤らめながらも、姉がその奥で淫らな昂ぶりを感じていることが、僕にはわかってしまう。股間のものが、さらにそそり立ち、先端から漏れる粘液で、下着が濡れていく。
彼女はおずおずと立ち上がった。そのまま両手でタイトスカートの中に手をつっこみ、小さな黒のショーツをずり下ろす。
その姿を、松尾はベンチでふんぞり返って、にやにや笑いながらじっと見つめている。
片足ずつ持ち上げて、下着を完全に脱ぎさると、ゆっくりと男へと近づいていった。
姉ちゃん、やめてくれ……。
息をひそめて暗闇にうずくまる僕は、心の中でそう叫び続けていた。もちろん、そんな願いも空しく、愛しい姉は男の膝に跨がった。
ミュールを履いたまま膝を曲げて、木のベンチの上に乗り、ゆっくりと腰を下ろしていく。両手はしっかりと男の肩をつかんでいた。
「んはっ」
つややかな姉の唇がいやらしく半開きになり、そこから吐息が洩れる。
男の両手が、彼女のくびれた腰を抱いた。
「あああっ……あはああんっ……」
白いノースリーブのシャツにつつまれた背中が反り返り、男のものが体の中に入っていくのがわかる。
腰がくねくねと動き、さらに奥まで肉棒を咥えこんだ。
「あああああっ……んはあん。やあああん」
「おおうっ……久しぶりの明菜のまんこ、気持ちいいぜっ……ううっ。自分で腰を振るんだ」
公園の暗闇に、なまめかしい白い生脚が、男の体の左右に突き出ている。そのまま姉が、男に言われたとおりに、腰を前後に振り始めた。
完全にまくれ上がったデニムのタイトミニから、真っ白でやわらかそうなお尻が見えている。尻肉が、ぶるぶると震え、その奥に男のものが突き刺さっているのが、僕のひそむ場所からよく見えた。
「んんんっ……あああんっ……はんっ」
姉は男の体にすがりつくように抱きつき、大きく体を上下にゆするようにして、股間で男のものをしごいている。
濃い茶色のボブカットの髪が、その動きにあわせて揺れる。
男が下から、腰を突き上げ出した。
するとさらに姉の淫靡な声が、高くなる。
「あはああんっ……だめっ。んくっ……あああああああっ……」
男の手が、ノースリーブのブラウスをめくりあげる。ショーツとお揃いの黒のブラジャーが乱暴にずり上げられ、真っ白な胸のふくらみがあらわになる。
その双丘の頂上で、そそり立つ赤い乳首が、はっきりと見える。
男の手が、そのちょうどいい大きさに突き出した乳房を蹂躙する。指先が柔軟な乳肉に埋まり、お椀を伏せたようなきれいな形の肉丘が変形する。先端の蕾が指先でつままれ、こねられ、引っぱられる。
「やああんっ……おっぱい、だめええっ……あああああっ……」
さらに姉の淫蕩な腰のグラインドが、激しくなる。
「ううっ……人妻になっても、明菜のまんこは、あいかわらず最高だぜ……」
「ああんん……あうんんっ。へんになっちゃうっ……あああああ、感じるっ……はあああああんんーっ」
ぐじゅぐじゅと姉の蜜穴が立てる音が、僕の耳にまで届いてくる。
好きだった姉が、夫以外の男に貫かれてよがり狂っていく姿は、たまらなく淫靡だった。ショックと興奮で、僕の思考能力はどんどん奪われていく。
気がつくと、僕は自分のズボンをずらし、直接、愚息を握りしめてしまっていた。思いっきり目を見開いて、姉の痴態を眺めながら、激しくそこをしごいてしまう。
心のどこかでは、やめたいと思っていた。こんな情けないことはやめて、いますぐ立ち去れと強く感じていた。
だがその声は次第にどこかへと飛び去っていく。
残るのは、姉が男と夜の公園で淫らに座ったままつながって、激しく腰を振る姿と、それを見ながらみずからをしごく僕のものから発せられる快楽だけだ。
男の突き上げが激しく、早くなっていく。両方の乳房を手でなぶりながら、男は膝の上でのたうつ姉の肢体を堪能していた。
「ああああっ……もうだめっっ……ゆるしてえええっ……んはあああんんっ。いいっ……ああああああああーっ!」
姉の全身がびくびくと大きく痙攣する。
同時に、男が咆え、さらに下から姉の穴の奥まで肉棒を突きこんだ。
「うううっ……おうっ」
「あああっ……な、中はだめっ……ああああああっ。だめなのにっ……んはああああんっっ……」
何度も男の体がひくつき、姉の中に何度も精を放った。
彼女は大きく体をくねらせて、そのすべてを受けとめている。
「おおうっ……んふう」
「んああああっ……」
僕が手でしごく肉棒からも、黒い快感が膨れあがっていく。人妻の姉が他人の精をそそがれるところを目を見開いて凝視しながら、僕はその甘美に身をまかせる。
その瞬間、声が洩れてしまわないようにするのに必死だった。僕の愚息は跳ね上がり、大量の白濁液が目もくらむような悦びとともに先端から噴き上がる。それは黒く濡れた公園の土へとぶちまけられた。
歯を食いしばり、情けなさと嫉妬に苛まれながら、僕は睨みつけるように姉の背中を見つめる。
ちくしょう。姉ちゃん……。
その体から力が脱け、姉は男の胸にしなだれかかった。そのまま大きく肩で息をしている。
ボブカットの頭を、松尾はやさしげな手つきで撫でた。
「明菜……よかったぜ」
いまだ入れられたままの彼女は、尻をくねくねと動かしながら、男に抱きつき、媚びを含んだ甘い声でささやいた。
「あーんっ……わたしも、気持ちよかった……」
姉が松尾の口に、みずから唇を重ねる。舌が男の口の中に突きこまれている。
そのまましばらく貪りあうように淫らなキスをかわしたあと、二人はそこから去って行った。
長い間、僕は公園の冷たい土の上にへたりこんで、動けなかった。
くそっ。
涙がにじんで、暗い公園の景色がぼやけていく。
いまだ萎びた一物をさらけ出し、がっくりとうなだれたまま、僕は座り続けた。目の前で僕の出した精液が、黒い土にしみこんでいく。
どこか遠くで、車のクラクションが鳴っていた。
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