人妻たちの饗宴 The Old Crow Bar (16)
無料連載の官能小説です。郊外のバーを舞台に、マスター裕次と、さまざまな人妻たちの関係を描きます。今回で「第4章 沙織・二」が終わりました。
※『人妻たちの饗宴』はしばらくお休みさせていただきます。次回からは、NTRものの短編(4回で終了予定)を掲載いたします。毎週月曜日更新します。初回は1月18日にアップいたしますので、よろしくお願いいたします。
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『人妻たちの饗宴―The Old Crow Bar』 (16) 沢見独去
第4章 沙織・二 (承前)
食事を平らげ、赤ワインも残り少なくなった。
テーブルの向こうでキャンドルのオレンジ色の光りに照らされた沙織は、少し酔った目つきでじっと裕次を見つめる。それはたまらないほどの、人妻の色気だった。
沙織はそのまま淫らに微笑むと、テーブルの下から、素足を裕次のほうへ伸ばしてきた。爪先でつーっと裕次の膝を撫で、それから男の太もものあいだへと、足がするりと入ってくる。
テーブルの下で、ズボン越しに沙織の生の足が裕次のペニスを捉える。
「……元気がないじゃない、マスター」
裕次は苦笑する。
「あたりまえだよ。でもそうやって沙織の生足で触られたら、すぐに大きくなりそうだ……」
「んふふっ」
さらに強く足の裏全体で肉棒を刺激する。
裕次の股のあいだで、真っ白な彼女の足が蠢き、きゅっとくびれた細い足首と、それに続く引き締まった形のいいふくらはぎが見える。
彼は両手でその白い足をつかみ、ペニスを彼女の素足に押しつける。
やさしくふくらはぎをマッサージしてやると、沙織はうっとりと目を閉じてささやいた。
「あーん。気持ちいいっ」
足の親指と人差し指のあいだに、裕次の肉茎を挟みこみ、ゆるゆると上下に動かす。
人妻の素足に愛撫されて、じっれったいような快感が生み出される。
だんだんと裕次のものは力を取り戻し、大きくなっていった。
沙織は男のものを食卓の向こうから足を伸ばしてさすりながら、淫らに微笑む。
「あら。だんだん大きくなってきたわ」
それから裕次の目を、光る瞳で見つめながら、彼女は椅子から下り、テーブルの下にもぐりこんだ。
四つん這いになって食卓の下からこちらに顔を出すと、両手で裕次のベルトを外し、チャックを下ろして、下着と共にパンツを足首までずらした。
沙織の栗色のポニーテールの頭が、裕次の股間に埋まる。
舌先でちろちろと、硬さを取り戻したペニスの先端を舐められる。
「ううっ」
思わず裕次は声が出てしまう。
「マスターのおちんちん、ぴくぴくってしたわ。かわいい……」
ゆるゆると、舌先だけで尿道口を舐め、それからカリ首の出っ張りに舌を這わせる。
もう天を向いて屹立した裕次のもの全体を、そうやってじらすようにゆっくりと舐めまわされる。
先走り汁が溢れてきて、亀頭を濡らす。
「すごい。マスターの、また硬くなったわ」
「うう。沙織……もっと強くしてくれ……」
「ふふ。どうしようかしら……さっきお料理のじゃまされたから……仕返ししないと」
食卓の下からその赤く火照る小さな顔で見上げて、沙織はいたずらっぽく微笑んだ。
右手が睾丸の下から、ゆっくりと玉を撫で上げてくる。
「……でも、こうしてるだけで興奮しちゃうっ……夫にもこんなところでしてあげたこと、ないんだよ……」
裕次が手を伸ばし、黒のアウターキャミの上から手を滑りこませる。ブラジャーのカップと乳房のやわらかい肉のあいだに手をこじ入れると、二本の指で乳首を挟んだ。
「ああんっ……」
食卓の下で身をよじらせ、ようやく沙織は彼のものを口に含んだ。
沙織の口の中は温かく、その中で唾液でぬるぬるした舌が絡みついてくる。
そのまま大きく首を動かして、根元まで咥えこみ、またカリ首のところまで唇を戻す。何度もそれを繰り返すと、人妻のピンクの唇から、じゅぼっ、じゅぼっ……と淫らな音が聞こえてくる。
「おおおっ。すごいよ、沙織っ……気持ちいい……」
裕次も彼女の豊かな双乳を揉む手に力を入れる。それはブラジャーのカップの中でやわらかに形を変え、その先端の豆が固く突き出してくる。
ぽんと音を立てて沙織の唇から肉棒が抜ける。
「あああっ……わたし、感じちゃうっ……もう、がまんできないっ!」
服を着たままの沙織が、フレアスカートをめくり上げると、ダイニングの椅子に座る裕次の腰に乗り上げてくる。
スカートの下にはなにも身につけていない。
黒い繁みがちらりと見える。
かろうじてスペースのある裕次の尻の左右に足を置くと、大きく股を広げて、上から裕次のものを濡れた秘所の中に咥えこんだ。
そのままがくがくと大きく腰を振り、裕次の肉棒をこすり立ててくる。
彼女の中は熱い。
「はああああんっ……やんっ……あんっ。あんっ……あはあああぁぁぁ」
キャミソールをまくり上げると、レースにつつまれた白いカップに押さえこまれた美乳が、キャンドルの光りでオレンジに照らされる。
背中に手をまわしてホックを外し、首の下までブラをずらす。
激しい動きにたわわに揺れている乳房をこねる。指先が乳肉に埋まり、それはゆるやかに形を変えた。
キッチンでの立ったままでのセックスと、みずからの口内奉仕で昂ぶった理沙の体は、すぐに感じ始め、忘我の境地へと入っていく。
「だめえ。マスターのおちんちん、気持ちいいのっ……あああああっ……あああんっ……またすぐにイッちゃう……だめえっ!」
彼女が背中を反らすと、テーブルにあたって、上の空の食器ががちゃがちゃと鳴った。
裕次は椅子を引き、繋がったまま彼女を体ごと持ち上げ、ゆっくりと床に下ろす。毛足の長いやわらかなラグの上で、正常位で交わる。
腰を激しく突き入れると、沙織は足でそこを強く挟みこんで、貪欲に裕次のペニスを呼びこんだ。
「あああっ……あんっ、あんっ……はあああぁぁぁぁっ……感じるっ……」
彼女の膣穴はどろどろと熱くぬめっていて、きつく裕次の肉棒を絞りとるかのように、襞を収縮させる。
形のいい眉を強く寄せて、ピンク色に顔全体がそまっている。
裕次の体の下で、まだ服を着たままの沙織は体全体をくねらせ、下からきつく男に抱きついた。
「ああああっ、だめっ……うくうううううっ……イッちゃう!」
裕次も渾身の力で欲棒を女体へと打ちこんでいく。
「沙織っ……おれも出る……一緒にイクぞ」
「あはああああんっ……来てっ!」
彼女は体を弓なりに反らせて、激しく腰を痙攣させる。
彼女が首を激しく左右に振ると、額の汗が飛び散る。
さらに沙織の中の締まりがきつくなって、裕次のカリ首にぬめぬめと絡む。
「ああああっ……イクっ……やあああんっ……いっぱい来てっ」
股のあいだから、びりびりするような快楽が襲ってきて、沙織の膣穴の思いっきり奥に突きこみながら、裕次は精を放った。
「はあああっ。すごいっ……マスターのいっぱい出てるっ……ああああっ、あたるのっ……やあああああぁぁぁんっ!」
何度も何度も、尿道口から白濁液が吐き出され、沙織の子宮に吸いこまれていく。
それはえもしれぬ悦楽だった。
二人は同時に絶頂に達し、激しく口づけを交わしながら、体を密着させる。
裕次の体の下で、彼女のやわらかな肢体がくねる。
「あああっんっ……すごかったっ……」
沙織が鼻にかかった甘い声を漏らした。
それから二人でいちゃいちゃしながら風呂に入り、夫婦のベッドでまた交わりあった。沙織は今までになかったほど激しく感じ、何度もイッた。
二人揃ってまた達し、きつく抱きあってうとうととまどろむ。
裕次が目が覚めた時、もう明け方だった。
そっとベッドを抜け出し、マットレスの端に座って服を着ようとした時、後ろから沙織が抱きしめてきた。
二つの豊かな乳房が背中にあたり、乱れた栗色の髪が顔にかかる。
「明るくなったらまずいからさ。おれ、帰るわ」
「……」
「沙織、今日はありがとう」
彼女が後ろから裕次の首筋に顔を埋めてくる。
沙織が前にまわした手に、彼は自分の手のひらを重ねた。
左手の薬指に、結婚指輪の感触がする。
しばらくそうやって、動かずにいた。
沙織の背後から背中を抱きよせる腕にいっそう力が入り、沙織は涙声でささやいた。
「あのね……わたし、遠くへ行くことになったの……もう、マスターとも会えないかもしれないわ……」
裕次は彼女の手をやさしくほどき、正面に向き直って彼女を抱きしめる。
「二度と戻れないわけでもあるまいし、また帰ってきたら、会えるじゃないか。その時を楽しみにしてるよ。おれはいつでもオールド・クロウにいるから……」
溢れ出る彼女の涙を、唇でぬぐい、そのままやさしく口づけを交わした。
唇が離れると彼女は深いため息を漏らし、額どおしをくっつける。
「ありがとう、マスター……」
沙織はそうささやいて、笑顔になった。
(第4章おわり・第5章につづく)
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