人妻たちの饗宴 The Old Crow Bar (11)
無料連載の官能小説です。郊外のバーを舞台に、マスター裕次と、さまざまな人妻たちの関係を描きます。
次回は12/25に公開します!
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『人妻たちの饗宴―The Old Crow Bar』 (11) 沢見独去
第3章 奈々(承前)
いいのかなと思いながらも、少しは興味があった。鳶に油揚げをさらわれるよりは、ましかもしれない。その少し異様な奈々の提案に、裕次は興奮を覚えていた。
表の明かりを落とし、店のドアの鍵を閉める。
その間に、二人は口づけを交わしていた。体を密着させて、激しいディープキスだ。
後ろ向きに座る奈々の、真っ黒なシルクのスリップドレスにつつまれた尻が、スツールの上でひらべったく変形している。その背中には若い男の手がまわされ、撫でまわしている。
ちゅば、ちゅばと音を立てて互いの舌を吸いあう男女を横目に、カウンターの中へ戻って、二人のぶんのおかわりを作ると、それぞれの前に置いた。二人は行為に夢中で気がついていない。
顔を傾けあって、強く唇を重ねている。彼女の細い指が、Yシャツの上から乳首のあたりを撫でまわっている。
自分のロックグラスに新しい氷を入れ、ワイルド・ターキーをなみなみとつぐ。
それを手に、裕次はカウンターを出て、奈々の隣に座った。
隣の情熱的なキスと、スレンダーな彼女の後ろ姿を肴に、バーボンロックをあおっていると、キスを終えた二人が目の前のグラスに気づいた。
「あら、おかわりありがと」
裕次はまたグラスをあおる。バーボンウィスキーが喉を焼いて通り過ぎた。
二人にはジンライムをたっぷりと入れてある。奈々は白いのどを見せてそれをひとくち飲むと、裕次の股間に左手を伸ばしてきた。
すっと白い指が黒いパンツの股間を撫でる。形を生地から浮き上がらせるように、二本の指でそれをなぞり、亀頭をつつみこむように愛撫されると、裕次のものはだんだんと硬さをましていった。
奈々の右手は大介の股間に伸びて、それをしごいている。
彼の顔が悩ましくゆがみ、快感に耐えている。
「うううっ、奈々さんっ」
裕次ももうがまんできない。自分でパンツのチャックを下ろすとその半勃ちになったものを取り出す。すかさずそこに奈々の指が巻きついた。薬指の結婚指輪を銀色に光らせながら、ゆっくりと手を上下させる。
奈々は半身を大介のほうに向け、彼の手を取る。
「あたしのも、触って……」
黒のフレアミニの下へ、彼の手を誘導していく。
「ああっ、そう……そこよ」
「ああ。これが女の人の……いっぱい濡れてますっ」
ぐじゅぐじゅと、奈々の割れ目から音が聞こえる。
「大介くん、女のここを触るの、はじめて?」
「は、はい……」
奈々は流し目で横の裕次を見る。
「……だってさ。かわいいわね」
裕次のペニスももう完全に勃起している。はやいペースで筒をこすり上げられて、快感がそこから昇ってくる。
また大介のほうを向いた奈々は、下の秘所を激しく触られ、シルクのスリップドレスの腰をくねらせながら、彼にキスをねだった。
「はんんんっ」
のけ者にされたようで、裕次もたまらなくなり、スツールから立ち上がって、彼女の後ろから、その控えめなふくらみに両手をあてた。服の上からぐねぐねと揉みしだいてやると、奈々は体をくねらせて感じた。
「あんっ……んんんっ……マスターだめっ」
奈々の左手が後ろにまわってきて、ふたたび裕次のものを握る。
裕次はたっぷりと乳房を揉んだあと、彼女のすべすべの肌に手をあて、スリップドレスの上から手を入れた。カップの下に、すでに勃起して固く尖っている乳首を探しだすと、それをつまむようにこりこりと指で愛撫する。奈々は体をびくっと痙攣させて、大介の唇から離れて、大きくあえいだ。
「はああああんっ……あああんっ……ああぁぁ」
奈々の肩から細いストラップをずらし、ドレスの乳房をおおう部分をブラジャーごと押し下げると、小さな双乳が乳首の下まであらわになった。
「ほら、大介くん。奈々さんの乳首も味わって」
そうけしかけてやると、奈々のスカートの中をかきまぜながら、彼は夢中で乳首にしゃぶりついた。
「ああああんっ……だめっ……あああんっ」
裕次は奈々の顎を持ってこちらに顔を引きよせ、唇を重ねた。
ぬるりと奈々の熱い舌が口の中へ入ってくる。
彼女の甘い唾液も大量に流れこんでくる。それを飲みこんで、次はこちらが舌を差し入れる。その舌を唇でフェラチオをするように前後させながら、彼女は体をくねらせて快感に耐える。
口が一本の唾液の糸をひきながら離れ、彼女が艶っぽい声を上げる。
「やあああああんっ……だめえ……二人の男に挟まれて、感じちゃうっ……ああああぁぁぁっ!」
大介の指と舌で、イキそうになっているようだった。
裕次はそのさらさらとしたドレスの脇腹から腰のあたりを両手で執拗に撫でていく。腰は折れそうなほど細く、しなやかに動いていた。
「だめっ。マスターだめえ……はあああああん……大介くんの指でイッちゃうっ……あああああ……感じる……あんっ、あんっ、あんっ……イク!」
がくがくと腰が震え、裕次は力を入れてその腰を支える。奈々は体を大きくのけぞらせて、裕次の胸に背中をあずけながら、びくびくと体を痙攣させて、達した。
「すごいね、奈々さん。もうイッたの」
「だってえ。すごい興奮しちゃった……」
大介の顔も真っ赤で、息を荒くしている。
「じゃあ、そろそろ、チェリーボーイの卒業の時間かしら……」
(つづく)
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